みなさん、パワーボードって聞いたことあるでしょうか?
外壁材の一つで、一番の特長は圧倒的な防耐火性です。
そのパワーボードを採用されたお施主様の現場で、外壁塗装の現場を取材する機会に恵まれましたので、塗装職人の福島さんにお話をうかがってきました。
パワーボードとは?
そもそもパワーボードって何なのかがよくわからないんだけど?という人のために、最初に簡単に説明しておきます。
冒頭に書いたように、パワーボードは外壁材の一種で、以下の各項目が優れています。
- 防火性
- 防災性
- 耐久性
- 遮熱性
- 遮音性
圧倒的な防火性を誇るパワーボード
パワーボードは火や熱に強いコンクリート系外壁材。
素材は無機質の珪石(けいせき)などであるため、炎や熱を受けても発火することがありません。
また、パワーボード内部には細かい気泡があるため、空気層が熱の伝わりを抑えます。
そして、素材の厚さも特徴で、こちらも高い防火性や防音性の要因となっています。
火災保険の割引対象にも
この圧倒的な防火性が認められ、パワーボードの住宅は火災保険料が割引になる「耐火性割引」が適用されます。
( 耐火性能割引の適用には、屋内側に石膏ボード12.5mm以上が必要です。)
自らの火の不始末で火事になることがありますが、出火の原因はそれだけではありません。
主な出火原因の第一位は、「放火・放火の疑い」(6,502件 ※「平成27年版 消防白書」より)で、住宅密集地などでは隣家の火事からの二次被害といったケースもあるので、これらの観点からもパワーボードの住宅は「安心感が高い」といえるでしょう。
パワーボードはデザイン性にも優れている!?

上でご紹介したように、パワーボードは素材そのものに重厚感があり、ガッシリとした力強いデザインが特長的です。
素材を取り付けた後に塗装するので、色のバリエーションも多彩で、細かな配色を楽しむことも可能です。
塗装に関しては15~20年くらいでメンテナンスするのが理想で、その際に外壁の色をがらりと変えるといったことができるのも特長でしょう。
どちらがいいのかは、お客様の好みやイメージする住まいのスタイルによっても異なってきますので、お気軽にご相談ください。
サイディングについて、こちらの記事も参考にしてください。

塗装職人さんに聞いてみた!パワーボードの塗装のポイント

というわけで、現在施行中の現場を訪問させていただき、パワーボードに塗装を行っている職人さんにお話をうかがいました。
インタビューを受けてくださったのは、この道30年以上のキャリアを誇る塗装職人の福島さんです。


2層目までは刷毛で塗って、最後の3層目は機械で吹き付けていくんですよ。

パワーボードの塗装をする際のポイントなどはあるんですか。

ただ、このジュレには白っぽいジュレと黒っぽいジュレがあって、例えば白っぽいジュレが偏ったら他の箇所に比べてそこが白っぽく見えてしまうんです。
だから、乾いた後に色の偏りが出ていたら、その部分を避けて周囲を再度塗って、色を均一化していきます。
で、今日はその機械の吹き付けのシーンが撮影できたら迫力があっていいかなと思って伺わせていただきました。
本来なら、今日する予定だったんですけどね。
その理由は、以下の段落に続きます…。
パワーボード塗装の最大の敵は雨!?

まあ、天候ばっかりはどうしようもありませんもんね。
なので、翌朝の天気が雨だったりしたら、その日の午後の塗りは止めておくとか、計算しながら作業をするんです。

だけど、中途半端に塗料が残った場合、それを剥がさないといけないんですよ。
塗装職人さんインタビュー

というわけで、機械での吹き付けのシーンをフィーチャリングしようと思ってましたが、雨天による日程のズレにより取材日に撮影できなかったので、急きょ職人さんのインタビューをさせていただきました。
てか、もともと福島さんの取材はする予定だったんですけど、急きょ、同じ現場で働く息子(福島雄大)さんにお話を伺いました!
その後、別の仕事に就いたんですけど、また戻ってきて、今で7、8年目になります。
今現在の目標とかはあったりするんですか?
最近それをクリアしたので、1級塗装技師の資格取得をまずはめざしたいですね。

仕事以外のことでは、ほとんど話はしませんけど(笑)。
でも、やっぱり、お父さんは職人として目標とする存在だったりするんですか?
まずは1級塗装技師を取得し、ゆくゆくは父を超えるような職人になるのが目標です。
今日は突然のインタビューでしたが、お忙しいところ、ご協力ありがとうございました。
さいごに

最後に、福島さん親子と一緒に記念撮影。
「あまり会話はない」とのことでしたが、いい感じの写真が撮れました。
ちなみに、取材から数日たった後の完成したパワーボードの塗装がこちら。
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