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塗装職人さんに聞いてみた!外壁材「パワーボード」塗装のポイント

荒木専務
荒木専務
こんにちは、日生ハウジングの荒木です。

みなさん、パワーボードって聞いたことあるでしょうか?

外壁材の一つで、一番の特長は圧倒的な防耐火性です。

そのパワーボードを採用されたお施主様の現場で、外壁塗装の現場を取材する機会に恵まれましたので、塗装職人の福島さんにお話をうかがってきました。

パワーボードとは?

塗装職人 パワーボード 注文住宅※画像出典:旭化成「へーベルパワーボード」

そもそもパワーボードって何なのかがよくわからないんだけど?という人のために、最初に簡単に説明しておきます。

冒頭に書いたように、パワーボードは外壁材の一種で、以下の各項目が優れています。

  • 防火性
  • 防災性
  • 耐久性
  • 遮熱性
  • 遮音性
荒木専務
荒木専務
とくに高い防火性はパワーボードの特色で、素材そのものの断熱性と、一般的な外壁材の約2倍の厚みで、火の広がりを抑えます。

圧倒的な防火性を誇るパワーボード

素材は無機質。火に強く煙や有毒ガスが発生しません※画像出典:旭化成「へーベルパワーボード」

パワーボードは火や熱に強いコンクリート系外壁材。

素材は無機質の珪石(けいせき)などであるため、炎や熱を受けても発火することがありません。

荒木専務
荒木専務
煙や有毒ガスも発生しないんですよ。

また、パワーボード内部には細かい気泡があるため、空気層が熱の伝わりを抑えます。

37mm ヘーベルパワーボード/14mm 一般的なサイディング※画像出典:旭化成「へーベルパワーボード」

そして、素材の厚さも特徴で、こちらも高い防火性や防音性の要因となっています。

火災保険の割引対象にも

この圧倒的な防火性が認められ、パワーボードの住宅は火災保険料が割引になる「耐火性割引」が適用されます。

( 耐火性能割引の適用には、屋内側に石膏ボード12.5mm以上が必要です。)

 

自らの火の不始末で火事になることがありますが、出火の原因はそれだけではありません。

主な出火原因の第一位は、「放火・放火の疑い」(6,502件 ※「平成27年版 消防白書」より)で、住宅密集地などでは隣家の火事からの二次被害といったケースもあるので、これらの観点からもパワーボードの住宅は「安心感が高い」といえるでしょう。

パワーボードはデザイン性にも優れている!?

パワーボード 職人 外壁

上でご紹介したように、パワーボードは素材そのものに重厚感があり、ガッシリとした力強いデザインが特長的です。

素材を取り付けた後に塗装するので、色のバリエーションも多彩で、細かな配色を楽しむことも可能です。

塗装に関しては15~20年くらいでメンテナンスするのが理想で、その際に外壁の色をがらりと変えるといったことができるのも特長でしょう。

荒木専務
荒木専務
外壁材としては、近年ではサイディングを選ぶ人が多いですが、パワーボードも根強い人気です。

どちらがいいのかは、お客様の好みやイメージする住まいのスタイルによっても異なってきますので、お気軽にご相談ください。

サイディングについて、こちらの記事も参考にしてください。

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塗装職人さんに聞いてみた!パワーボードの塗装のポイント

塗装職人 パワーボード 注文住宅

というわけで、現在施行中の現場を訪問させていただき、パワーボードに塗装を行っている職人さんにお話をうかがいました。

インタビューを受けてくださったのは、この道30年以上のキャリアを誇る塗装職人の福島さんです。

福島さん
福島さん
よろしくお願いします!
荒木専務
荒木専務
福島さんには、今井町の古民家プロジェクトでもお世話になりました
橿原市今井町 古民家 塗装職人 建具
【橿原市・今井町古民家プロジェクト】建具職人・外壁塗装のプロにこだわりを聞いてみた 昨年(2018年)から進められていた橿原市今井町の古民家プロジェクト。 3月の竣工をめざし、急ピッチで作業が進められていま...
荒木専務
荒木専務
それではさっそくですが、パワーボードに塗装する際のポイントについて教えてください。
福島さん
福島さん
パワーボードの場合、3層に塗料を塗ります。
塗装職人 パワーボード 注文住宅
福島さん
福島さん
手前の白っぽく見えているところが下塗りで、その横の黒っぽい色をしているのが2層目になります。
荒木専務
荒木専務
注文された色から逆算して、各層の色を決めていくんですよね。
福島さん
福島さん
そうですね。下塗りは共通なんですけど、2層目、3層目で色を作っていきます。

2層目までは刷毛で塗って、最後の3層目は機械で吹き付けていくんですよ。

荒木専務
荒木専務
最初から機械を使わないのは理由があるんですか?
福島さん
福島さん
パワーボードの場合、表面に凹凸があって、窪みの箇所は刷毛で丁寧に塗らないと、色が入らないんです。
塗装職人 パワーボード 注文住宅
荒木専務
荒木専務
塗料は、パワーボードが推奨しているメーカー純正のものですよね。
福島さん
福島さん
そうです。他の塗料でも使えますが、メンテナンスをする際に同じメーカーの塗料にしないと剥離しやすくなるので、その点だけ注意が必要です。
荒木専務
荒木専務
なるほど。

パワーボードの塗装をする際のポイントなどはあるんですか。

福島さん
福島さん
パワーボード用の塗料には、ジュレというゼリー状のものが入っています。

塗装職人 パワーボード 注文住宅
福島さん
福島さん
3層目を塗る際に、機械で塗料を吹き付けるとこのゼリー状のものが潰れて、それで色が付着します。

ただ、このジュレには白っぽいジュレと黒っぽいジュレがあって、例えば白っぽいジュレが偏ったら他の箇所に比べてそこが白っぽく見えてしまうんです。

荒木専務
荒木専務
それを吹き付けながら調整するのは、職人さんの経験と勘に頼るわけですか?
福島さん
福島さん
まあ、そうなんですけど、窓の際の部分とか、どうしても偏りは出るし、乾いてみないと実際の具合はわからないんです。

だから、乾いた後に色の偏りが出ていたら、その部分を避けて周囲を再度塗って、色を均一化していきます。

荒木専務
荒木専務
なるほど。

で、今日はその機械の吹き付けのシーンが撮影できたら迫力があっていいかなと思って伺わせていただきました。

福島さん
福島さん
いや、それが、今日は吹き付けしないんですよ…。

本来なら、今日する予定だったんですけどね。

荒木専務
荒木専務
えー、そうなんですね

その理由は、以下の段落に続きます…。

パワーボード塗装の最大の敵は雨!?

塗装職人 パワーボード 注文住宅
福島さん
福島さん
実は雨で工程が2日ほどズレてしまったんですよ
荒木専務
荒木専務
そうだったんですね。

まあ、天候ばっかりはどうしようもありませんもんね。

福島さん
福島さん
はい。1層、2層、3層と塗り重ねていくわけですが、乾いてから次の層にいくので、塗った後1日ほど寝かす必要があります。

なので、翌朝の天気が雨だったりしたら、その日の午後の塗りは止めておくとか、計算しながら作業をするんです。

荒木専務
荒木専務
じゃ、天気予報とにらめっこな感じですね。
福島さん
福島さん
はい。とくに梅雨の時期とかは大変なんですよ。
塗装職人 パワーボード 注文住宅
福島さん
福島さん
こんな感じで、雨が入ってこないようにしっかりと養生します。
荒木専務
荒木専務
それだけ、雨が天敵なわけですね。
福島さん
福島さん
例えば、塗ってる途中で雨にあって、塗った分が全部雨で流れてくれたらまだいいんです。

だけど、中途半端に塗料が残った場合、それを剥がさないといけないんですよ。

荒木専務
荒木専務
塗料に糊が入っているから、残った部分だけ皮みたいになるんですよね。
福島さん
福島さん
はい。だから、翌日が雨予報だったら前日が晴れててもあえてやらないってこともあるんです。
荒木専務
荒木専務
なるほど。

塗装職人さんインタビュー

塗装職人 パワーボード 注文住宅

というわけで、機械での吹き付けのシーンをフィーチャリングしようと思ってましたが、雨天による日程のズレにより取材日に撮影できなかったので、急きょ職人さんのインタビューをさせていただきました。

てか、もともと福島さんの取材はする予定だったんですけど、急きょ、同じ現場で働く息子(福島雄大)さんにお話を伺いました!

雄大さん
雄大さん
よろしくお願いします。
荒木専務
荒木専務
やっぱり、今のお仕事を始められたのは、お父さんの影響が大きい感じでしょうか。
雄大さん
雄大さん
そうですね。高校生のときにアルバイトでちょこっと手伝ったのが最初で。

その後、別の仕事に就いたんですけど、また戻ってきて、今で7、8年目になります。

荒木専務
荒木専務
もうけっこう長いんですね。

今現在の目標とかはあったりするんですか?

雄大さん
雄大さん
1級塗装技師の受験資格として、実務経験7年が必要になります。

最近それをクリアしたので、1級塗装技師の資格取得をまずはめざしたいですね。

塗装職人 パワーボード 注文住宅
荒木専務
荒木専務
仕事の難しさはどんなところに感じますか?
雄大さん
雄大さん
パワーボードの場合、塗って1日寝かしたら色も全然違う感じで仕上がったり、それをまた調整していく難しさがあったり、大変なんですけどそこに毎回新しい発見があって、それが面白かったりもしますね。
荒木専務
荒木専務
仕事の楽しさや、やりがいはどんなときに感じますか?
雄大さん
雄大さん
丁寧に塗っていくのは当然なんですけど、妥協せず作業をして、無事に完成したときは「きれいに塗れた!」と喜びを感じます。
荒木専務
荒木専務
ちなみに、現場ではお父さんと一緒なわけですが、雰囲気はどんな感じですか。
雄大さん
雄大さん
特にやりにくいとかはないし、普通な感じですよ。

仕事以外のことでは、ほとんど話はしませんけど(笑)。

荒木専務
荒木専務
そうなんですか( 笑)。

でも、やっぱり、お父さんは職人として目標とする存在だったりするんですか?

雄大さん
雄大さん
そうですね。

まずは1級塗装技師を取得し、ゆくゆくは父を超えるような職人になるのが目標です。

荒木専務
荒木専務
いいですね!

今日は突然のインタビューでしたが、お忙しいところ、ご協力ありがとうございました。

さいごに

最後に、福島さん親子と一緒に記念撮影。

「あまり会話はない」とのことでしたが、いい感じの写真が撮れました。

ちなみに、取材から数日たった後の完成したパワーボードの塗装がこちら。

塗装職人 パワーボード 注文住宅取材時は2層目の塗装をしているところでしたが、完成した際の仕上がりと雰囲気が全然違うのがよくわかると思います。

荒木専務
荒木専務
今回は福島さん親子のインタビューを中心に、外壁材や塗装のことについてご紹介しましたが、それ以外でも家づくりに関することであれば、どんなことでも気軽にご相談ください!
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