日生ハウジングのメイン営業エリアである桜井・橿原のおすすめ店や名所をご紹介するコンテンツの第7弾は、
我が国最古の神社のひとつであり、パワースポットとしても有名な三輪明神 大神神社(おおみわじんじゃ)です。
とはいえ、主に拝殿で参拝するくらいなので、今日の取材は私自身も楽しみにしています。
大神神社 アクセス・駐車場
最寄りはJR三輪駅 桜井駅からシャトルバスも

大神神社の最寄り駅は、JR桜井線三輪駅。
駅のすぐ近くというのも参拝客にとってはありがたいですね。

また土日祝の限定になりますが、近鉄・JR桜井駅北口のロータリーから直通のシャトルバスも運行されています。
シャトルバス運賃 大人190円 小人100円
※土日祝のみ運行(ただし、毎月1日と12月26・27日、1月2・3・9・10・11日を除きます)
時刻表や乗り場などの詳細については、こちらをご覧ください。
大和国一之宮 三輪明神 大神神社
- 住所 奈良県桜井市大字三輪1422
- 電話 0744-42-6633
- 最寄り駅 JR三輪駅
大神神社 駐車場
近隣に駐車場が4か所設けられており、約320台収容可能です。
利用時間は、すべて8:30~16:00になります。
- 大鳥居北駐車場 約100台
- 大鳥居南駐車場 約50台
- 一の鳥居駐車場 約150台
- ニの鳥居駐車場 約20台 ※正月期間・毎月1日は駐車禁止
大神神社 境内マップとご利益について
ご神体である三輪山は高さ467m、周囲16km、面積350haを誇ります。
東京ドーム約74個分の広さになるそうです。
その三輪山を中心に大小さまざまな神社が設けられています。
ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は国造りの神であり、農・工・商業すべての産業開発、方除、医薬、酒造など人間生活全般の守護神で、「三輪の明神さん」として古代よりそのご神徳が仰がれています。
大神神社 鳥居と参道
大神神社 大鳥居・一の鳥居・二の鳥居

最寄りのJR三輪駅、駐車場から少し歩くと見えてくる大神神社拝殿へと続く参道。
上の写真の奥に見えるのが、二の鳥居です。
ちなみに、国道169号線に面している大鳥居がこちら。

下から見上げるとこんな感じ。

まさに、見上げるような大きさですね。
ちなみに、こちらの大鳥居は、昭和天皇ご親拝を記念して造られたそうです。
昭和59年10月13日の、昭和天皇ご親拝を記念、また御在位60年を奉祝して建立され、昭和61年5月28日に竣功しました。
(中略)材質は耐候性鋼板であり、耐久年数1,300年と言われています。
出典:大神神社HP
大鳥居南駐車場を出て、すぐの路地を進行方向に向かって右(南側)に曲がり、少し行くと大神神社の一の鳥居が出てきます。
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現在では大鳥居が実質的に「一の鳥居」のようになっていますが、昔はこちらの鳥居の前が伊勢へと続く街道筋で、多くの人で賑わっていたようです。
参拝される方は、ぜひこちらにも足を運んでみてください!
二の鳥居から参道へ

というわけで、二の鳥居のところまで戻ってきました。
鳥居の前で軽く一礼し、拝殿へと続く参道に入っていきます。
玉砂利が敷かれた参道はゆるやかな傾斜に。
左右には松や杉、ヒノキなどの大樹が生い茂っています。
縁結び・夫婦円満のご利益がある「夫婦岩」

参道をしばらく行くと、体と心を祓い清めてくださる祓戸(はらへど)の神様をまつる祓戸神社が左手あり、その少し先にあるのが夫婦岩です。

三輪の神と人間の女性の恋物語を伝える二つの岩が夫婦のように寄り添う。縁結び・夫婦円満のご利益がある。
出典:大神神社HP

絵馬の奉納のほか、夫婦岩がデザインされた「縁結守」も授与されています。
水色と桃色の2色のデザインがあり、ペアで持ちたいお守りですね。
大神神社 拝殿

夫婦岩から少し上がったところにある手水舎で、手と口を清めます。
手水舎の作法についてはこちらの動画をご覧ください。
上の手水舎の画像の後ろに見える階段を上ると、いよいよ拝殿です。

国の重要文化財に指定されている大神神社の拝殿。
現在の建物は、寛文4年(1664)徳川家綱公により再建されたものです。
大神神社は三輪山をご神体とされているので、本殿がありません。

こちらが、ご神体とされる三輪山。
手前に大鳥居が見えています。
※三ツ鳥居は撮影禁止で、拝観には参集殿での申し込みが必要となります。
白蛇が棲むといわれる「巳の神杉」

拝殿の向かって右側にある巳の神杉(みのかみすぎ)。
拝殿同様、こちらも多くの参拝客の方がお参りされています。
ちなみに、ここからは大神神社にお務めの神職さんに境内をご案内いただきました。

神職さんいわく、
- 杉の根本に、白い巳(み)さん(親しみを込めて蛇をそう呼ぶ)が棲んでいるとされ、「巳の神杉」と呼ばれるように
- ここに棲むとされる白蛇は、三輪の大物主大神の化身
- 樹齢はおよそ500年
ということだそうで、実際に巳の神杉には、巳さんの好物であるとされる卵やお酒が参拝者によってお供えされています。
遭遇すると幸運が舞い降りるかもしれません。
なで兎をなでて、願いを成就!?

拝殿の向かって左側にある参集殿。
その参集殿に入ってすぐのところに鎮座するのが、こちらの「なで兎」です。
このウサギをなでると、
- 願いをかなえてくれる
- なでた部分の体の痛みをとってくれる
と信じられています。
もともとこちらの兎は上でご紹介した一の鳥居の前にあった燈籠についていました。
元文5年(1740)に今の一の鳥居前に鉄の灯篭が奉納され、その灯篭の一番上、火袋(火を灯す部分)というところに兎の物置が据えられたのです。
その後、第二次世界大戦の戦局悪化にともない鉄灯篭の供出を命じられましたが、青銅製であった兎は供出を免れ、神社に保管されることに。
そして、
いつのころからか旧参集殿の奥にあった兎の置物を撫でると身体の痛いところを癒してくれる、また願い事を叶えてくれると言われるようになりました。
出典:大神神社HP
とのことです。
ちなみに、大神神社と兎との遠からぬつながりもあって…
大神神社の例祭である大神祭は崇神天皇の8年卯の日に始まったとされ、それ以来卯の日を神縁の日として祭りが行われてきました。
それゆえに大神祭は卯の日神事とも称されました。
ご神縁深い干支である卯ゆえに兎の意匠であったと考えることができます。
出典:大神神社HP
また、大神神社のご祭神である大物主大神は、出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同一神。
大国主神が因幡いなばの白兔しろうさぎを助けた神話は有名ですが、あるいはその神話も踏まえられ、兎の意匠が用いられたのかもしれません。
狭井神社

大神神社の拝殿を正面に見て、左上(北東)の位置にある狭井神社(さいじんじゃ)。
拝殿からは5、6分の道のりで、ゆっくり歩いても10分ほどで到着できます。

最後の階段を上がると、真正面に狭井神社が見えてきます。
ちなみに、狭井神社は病気平癒や健康長寿の神様として有名です。

神職さんいわく、
- 大神神社のご祭神の荒魂(あらみたま)を祀る延喜式内社
- 力強いご神威から病気平癒・身体健康の神様として信仰が篤い
- 4月18日の鎮花祭(はなしずめのまつり)は、多くの医薬業者が参列する「薬まつり」として有名
- 鎮花祭の歴史は古く、大宝律令(701)に国家の祭祀として大神神社とこの神社で行うことが規定された疫病除けの祭
とのことです。
作法がわからない方も、「用い方」について解説されているので安心です。
三輪山から湧き出る「ご神水」

狭井神社の向かって左手にある薬井戸。
そこから湧き出る水は「万病に効く薬水」「ご神水」として、多くの人が水を汲みに来られます。

専用のコップが用意され、自由に借りることができます。
ガラス戸の中は殺菌されており、衛生面も安心です。

中央部分がその場で飲む人用で、左右が水を汲みに来られた人用になっています。
この日も、ペットボトルなどを持ってご神水を汲み来られている方がたくさんおられました。
また、薬井戸の手前には「清浄の音」という竹筒が組まれたスポットも。

竹筒に耳を近づけると、水琴窟に響きわたる水の音を聴くことができます。
三輪山登拝口

狭井神社の向かって右側に、三輪山の登拝口があります。
もともと三輪山は神聖なお山として入山が厳しく制限されていましたが、「近代になり、熱心な信者の方々の要望もあり、特別に入山を許可することとなり現在に至って」いるそうです。
あくまで「お参り」が主たる目的であることが大切というわけですね。
なお、受付は狭井神社の向かって左手にある社務所で行います。
その際に注意事項などの説明もあるので、しっかりとルールを守って登拝しましょう。
- 受付時間 9時~14時
- 下山報告 16時まで
- 登拝料 300円(団体申し込みは不可)

- 飲食
- 火気の使用
- カメラなどでの撮影
- 水分補給以外の飲食
- 山内の草木や土石の採取
- 拝道以外への侵入 など
- 1月1日~3日
- 2月17日
- 4月9日
- 4月18日(午前 のみ)
- 10月24日
- 11月23日
※気象状況、その他の事情により登拝 を禁止する場合があります。
社務所で登拝を申し込むと、「三輪山参拝証」のタスキを手渡していただけます。
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登拝する際は、この「三輪山登拝証」を首にかけ、下山後に返却します。
禁止されているカメラや水以外の食べ物・飲み物も預けていくのがおすすめです。
狭井神社参道へと続く「くすり道」

狭井神社参道へと続く道のひとつは、「くすり道」と呼ばれています。
上の写真は狭井神社参から帰る方向からのものですが、逆側の入り口はこんな感じ。
大神神社の御朱印とおみくじ
おみくじは書いてある中身が大切

おみくじは拝殿前の筒から引くことができます(200円)。
出た数字を覚え、拝殿の向かい側にある授与所で数字を伝えます。
いいのが、出ますように…。

ちなみに、神職さんによると、
大吉でもいいことばかりが書いてあるわけではなく、凶でも悪いことばかり書いているわけでもない。
引いた吉凶に一喜一憂するのではなく、書かれてあることをしっかりと読み、受け止めることが大切。
ということだそうです。
でも、大吉が出てひとまずよかったです。
引いたおみくじは、そのまま持って帰ることもできますし、祈願が成就するよう境内で結ぶこともできます。

大神神社では、巳の神杉を囲む柵の上にかけられている縄におみくじを結ぶことができます。
大神神社の御朱印
御朱印・授与時間
- 9時~17時(3月~11月)
- 9時~16時30分(12月~2月)


このほか、大神神社の授与品としてはお守りやお神符も人気です。
大神神社の参拝帰りのランチに三輪そうめんをいただく

大神神社のある奈良県桜井市三輪は素麺発祥の地です。
「三輪そうめん」の名は全国的に有名ですが、大神神社門前にも「三輪そうめん」を楽しみるお店が数多くあります。
境内の二の鳥居を出てすぐのところに、
という有名店がありますが、取材当日の火曜日はどちらも定休日。
というわけで、福神堂さんのお隣にある「楪子屋(ちゃつや)」さんにお伺いしました。

こちらの楪子屋さんでは、三輪そうめんを使ったにゅうめんをいただくことができます。
おすすめは、にゅうめんと柿の葉寿司か稲荷ずしがセットになった「明神にゅうめんセット」。
いただきます!

楪子屋さんではソフトクリームも販売されており、参拝帰りの小休憩にも便利ですよ。
ちなみに、近隣には三輪そうめんのお店がたくさんあり、ミシュランガイド2017特別版で、調査員お勧めのお店に選ばれたこともある三輪そうめんの名店「千寿亭」もその一つ。
大神神社から徒歩圏内ですので、参拝後に訪問するのもオススメです。

まとめ

今回の記事では、三輪明神 大神神社をご紹介させていただきました。
主要なところは回らせていただきましたが、久延彦神社や大直禰子神社(おおたたねこじんじゃ)、檜原神社(ひばらじんじゃ)など、伺えなかったところもたくさんあります。
機会があれば、またお伺いさせていただきたいですね。
三輪そうめんもおいしかったです。
その意味でも「身近な存在」でしたが、今回あらためて取材させていただいて勉強にもなりましたし、楽しかったです。

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