日生ハウジングのメイン営業エリアである桜井・橿原のおすすめ店や名所をご紹介するコンテンツの第11弾は、
前回の記事で取材した三輪そうめんの老舗メーカー池利さんが運営するお食事処、三輪素麺茶屋「 千寿亭(せんじゅてい)」さんにお邪魔しました。
三輪素麺茶屋 千寿亭に行ってきた!
三輪素麺茶屋 千寿亭 地図・アクセス

三輪素麺茶屋 千寿亭の基本情報はこちら。
三輪素麺茶屋 千寿亭
- 営業時間 11:00〜17:00(ラストオーダー16:00)
- 定休日 金曜日(金曜日が祝日、または1日の場合前日が休日)
- 電話 0744-45-0626
- 住所 奈良県桜井市芝293
- 駐車場 30台(無料)
- バイク用スタンド 8台(無料)空気入れ貸出し有
お店は169号線の道路沿いにあります。
最寄り駅はJR桜井線(万葉まほろば線)三輪駅で、徒歩13分となります。
大神神社については、こちらの記事も参考にしてください。

三輪素麺茶屋 千寿亭 店内へ

千寿亭の店内は、開店当初から変わらない民芸調の落ち着いた雰囲気。
その中で、ゆっくりとランチを楽しむことができます。

フロアはすべてテーブル席で、全48席。
プラスして、お座敷席が一席設けられています。

毎日のように行列ができる人気店で、入口を入ってすぐのところに待合用のスペースも設けられています。
それでも11時のオープンと同時に複数のお客さんが来店され、お昼時になると待ちが出ているくらい盛況していました。
ちなみに冒頭書いたように、千寿亭は三輪そうめんの老舗メーカー池利が運営する直営のお食事処です。
池利については、こちらの記事も参考にしてください。

三輪素麺茶屋 千寿亭でランチをいただく!

ミシュランガイド2017特別版で、調査員お勧めのお店に選ばれたこともある三輪そうめんの名店「千寿亭」。
定番の冷やしそうめんをはじめ、にゅうめん、会席料理を楽しむことができます。

冷やし素麺天ぷら付き(1,020円・税込)。
それでは、さっそくいただきます!

ツルツルしていて、本当の喉ごしがいいですね。
ちなみに、そうめんに添えられる野菜は季節によって変えられるそうで、冬場にお伺いした取材時はトマトがのっていましたが、夏場はスイカになるそうです。
(天ぷらのお野菜も一部変わるようです)

扇型に広がった見た目もきれいですが、香ばしく、スナックみたいで味も美味しかったです。
ちなみに、三色素麺は、
- 一般的な白素麺
- 抹茶麺
- 玉子麺
といった組み合わせとなります。
三輪素麺茶屋 千寿亭・店主インタビュー

ランチをいただいたあと、千寿亭の店主である藤田さんにお話しを伺いました。
さっそくですが、藤田さんは千寿亭で働かれてどれくらいになるんですか?
それ以前はどういったところで働かれていたんですか。

千寿亭をオープンさせるに当たり、藤田さんの知り合いの先輩の方が料理長として声がかかっていた。
ただ、その先輩が諸事情でどうしてもその時の仕事が辞められず、「やってみないか」と藤田さんに声がかかったそうです。
いずれは独立したいなと考えていたこともあって、面白そうだなと引き受けました。
現在の肩書は「店主」になってらっしゃいますが。
それで店主という肩書になって、今も料理は手がけていますが、今後は後進の育成に力を入れていきたいと思っています。
そうめん料理へのこだわり

それを「冬も食べられるように」ということでまず力を入れたのがにゅうめんのメニュー作りです。
あとは創作料理になるんですけど、和洋中、どの料理にもけっこう素麺は合うんですよ。

例えば、こちらの人気メニュー「トマト味噌にゅうめん」(982円・税込)は、イタリアンから何かできないか?という発想のもとに創作された料理だといいます。
当初は夏場のつけ麺として出していました。
最近ではトマト鍋とか、トマトのラーメンとかも人気だったりしますもんね。
そういう意味では比較的早い段階からトマトのダシ(スープ)を使った創作料理をご提供させていただていますので、取り組みは早かったのではないかと思います。
ちなみに、お店で使われている素麺は高級三輪そうめんの「山辺の道」。
銘柄 | 10g当たりの本数 | 説明 |
神杉(かみすぎ) | 120~130本 | 極細の最高級品。製造できる職人の数は数人足らず。 |
緒環(おだまき) | 95~105本 | 神杉より少し太い高級品。 |
瑞垣(みずがき) | 80~95本 | 誉より少し細い素麺。誉の色麺は1ランク上がった瑞垣になる。 |
誉(ほまれ) | 70~80本 | 三輪そうめんのほとんどこのランクに当たる。 |
以下の理由から、素麺は麺が細い方が高級となされています。
- 見た目がきれい
- 腕の良い素麺師でないと作れない
- 大量生産ができない
味に関しては、食べる人の好みによるかと思います。。
三輪素麺茶屋 千寿亭のこだわり

千寿亭は三輪そうめんの老舗メーカー「池利」の直営店として、昭和50年(1980)にオープンしました。
メニューにならなかった試作も入れると、何百と創作料理は考えてきました。
そのために日々心がけられていることや、努められていることはあるんですか?

いろいろな料理に触れる中で、「これは素麺に活かせるかな」と常にそういった視点で接し、これは!というものに出会うと試作に取り組む、それの繰り返しです。
一つ目は、「奈良のうまいもの会」のプレミアムメニューに認定されているこちらのメニューを挙げてみます。

古代米豆乳にゅうめん(1,100円・税込)。
「奈良のうまいもの会」とは
『伝統の食文化を生かして、新しい「奈良のうまいもの」を作っていこう!』を合言葉に設立(平成24年7月 一般社団法人化)。奈良の食文化を発信するさまざまな活動に取り組んでいる。
※公式サイト >>奈良のうまいもの
豆乳と吉野葛で作るまろやかな和風だしの中に、もちもちカリカリの古代米のおやきをのせました。
もう一つは、もっとも新しくできたメニューになります。

和牛とレモンにゅうめん(2,020円・税込)。
- レモンにゅうめん 明日香きくらげのせ
- 和牛のたたき
- ばあく豚のちまき
- 白ぶどう&りんご酢
- デザート
牛肉も「大和牛」をはじめとするブランド牛を使用し、地元の特産品を最大限に利用しています。
昨年(2019)の夏あたりからの新メニューですが、おかげさまでご好評いただいています。
企業などとのコラボレーションメニューも開発!?

あとは、社長から「こういうメニューはできないか」と依頼があって、それに取り組む感じですね。
来店のお土産に! 池利の三輪そうめんを店内で販売

三輪素麺茶屋 千寿亭さんでは、お店を入ってすぐのところに物販コーナーがあり、池利が製造するこだわりの三輪そうめんを購入することも可能です。

県外から来られた方のお土産としては、「奈良らしいものを」ということで、鹿がパッケージされた「色撫子」が人気です。
なお、千寿亭で販売されている池利さん三輪そうめんはネット通販で購入することも可能です。
まとめ

本格的な三輪そうめんと、他店にはない独創的な素麺の創作料理を楽しめる「三輪素麺茶屋 千寿亭」。
夏場の暑いときはもちろん、一年を通しておいしい素麺をいただけます。
ぜひ一度、ご賞味ください。
ここに取材に行ってきて!というお店などがございましたら、ぜひ気軽にお問い合わせください。
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