桜井市 O様邸|担当設計士のこだわりポイントインタビュー

今回は日生ハウジングで注文住宅を建てられた桜井市のO様邸の住まいをご紹介します。

同物件の設計・インテリアコーディネートを担当いただいた設計士の平井先生にお話をうかがいました。

平井さん

よろしくお願いします!

荒木

施主様との打ち合わせやの様子や、こだわりのポイントなど、いろいろお聞かせください。

施工事例・桜井市O様邸 設計士インタビュー

趣味のアイテムをいかに収納するか

サーフィンに自転車、キャンプ、ダイビング、ギター、ファッションと、とにかくご主人が多趣味で、

その収納スペースの確保や使い勝手の良さを追求するところからプランが始まったというO様邸のプランニング。

平井さん

玄関横のシューズクロークに自転車やサーフボードを置くスペースにし、すぐに外に出せるようにしています。

荒木

玄関とシューズクロークの間に仕切りは設けられていませんね。

平井さん

自転車やサーフボードは見た目もカッコいいし、ご帰宅された時に目に入るように設計しました。

「収納しつつ、見た目がいいものは積極的に見せていく」ことを意識た感じです。

趣味のアイテムが多く、なおさないといけないものを整理するところからプランニングがスタートしたわけですが、

やみくもに収納スペースを増やしたくはなかった」という平井先生。

その一つが上でご紹介した「見せる収納」で、

それ以外のキャンプやダイビングの道具は

玄関から入ってすぐのホールに大きめのクローゼットにまとめられた。

荒木

玄関からの導線上に収納スペースを設けることで、使い勝手の良さも考慮されているわけですね。

平井さん

そうですね。ファッションへのこだわりも強い施主さんでしたが、洋服に関しては二階に大きめのウォークインクローゼットを設けました。

ファッション好きのご夫婦に欠かせないウォークインクローゼット

2階の1室にウォークインクローゼットが設けられ、

たくさんの洋服をお持ちのご夫婦に対応できるよう、

たっぷりのスペースが取られています。

スタイリッシュな雰囲気を演出するスリット階段

荒木

スリット階段が特徴的ですが、ご夫婦どちらのアイデアですか?

平井さん

はい。ご夫婦からのご提案です。こちらはお二人のイメージにもピッタリでしたので、最初のイメージそのままに計画しました。

基本的には平井先生からの提案でプランニングやコーディネートは進みましたが、こちらのスリット階段はご夫婦の意向だったとのこと。

また、打ち合わせを重ねる中で、ご夫婦からの提案もいろいろと挙がるようになったといいます。

平井さん

例えば、「リクシルのCMでやってる、窓が完全に壁の中に入るようなサッシは採用できますか」とか、細かい部分でもいろいろとご相談いただきました。

荒木

ちょっとしたことでも相談していいんだということがご夫婦にも伝わり、より一層、頼っていただけるようになった感じでしょうか。

平井さん

はい。こちらに一任いただいていた部分が多かったので、ご要望があった際は、出来るかぎり実現できるよう努めました。

ライフスタイルの変化にあわせ、どの時代も「住んでいて楽しくなる家」に

荒木

間取りの設計プランで、平井先生のこだわられたポイントはありましたか?

平井さん

多趣味なご夫婦の❝いま❞が楽しめるのはもちろん、お子さんが生まれ、ライフスタイルが変わっても、隅々まで使い倒してもらえる家づくりをめざしました。

近年、子ども部屋用に一部屋を確保し、二人目が出来たときを想定して、その一部屋を間仕切れるようにするという設計が多く採用されています。

O様邸の場合、当初から二部屋確保し、お子さんが独立された後、「趣味の部屋」として再活用していただけるようにプランニングされました。

平井さん

以前、設計を担当させていただた施主様で、お子さんが独立された後、「二階の子供部屋は物置になっている」という声をよく耳にします。

荒木

それがもったいないから、将来的に「趣味の部屋」として活用するということですね。

平井さん

はい。かなり先のお話なので具体的に将来どういった部屋にするといった話はありませんでしたが、お子さんが独り立ちされた後、セカンドリビングとして様々な用途にご活用いただけると思います。

インテリアのこだわりポイント

平井さん

インテリアのテーマは特に決めていませんでしたが、多趣味であるご夫婦のイメージ通り、「遊び心、創作意欲」が湧いてくるようなコーディネートとなったと思います。

中でも平井さんが印象に残っているのが、

リビングのTV裏のエコカラットだと言います。

奥様のご希望で、茶系のエコカラットを選択しましたが、

強い色を持ったエコカラットを壁一面に貼ることに少しためらいがあったという平井さん。

平井さん

白やベージュが主流で、それでも壁紙とは違う色味が出て十分なんです。あまり色が強いと、そこだけ浮いたようになるので心配していたんですけど、一方でどんな感じになるのか、楽しみでもありました。

荒木

実際に出来上がってみると、すごくいい感じに仕上がりましたよね。

平井さん

そうですね。ブレることなく押し通していただいた結果、お家の雰囲気を象徴する素敵な場所になったと思います。

実際に、平井さん自身にも大きな発見になったといい、

「他でもご提案したいくらい」の出来栄えだったといいます。

クリエイティビティ満ちた「創作を楽しむ家」

他の家にはない特別な空間として、O様邸にはLDKの一角にギャラリースペースが作られています。

特に用途は決められおらず、お気に入りの絵画やポスターを飾ったり、見せる収納を楽しんだり、ご夫婦の趣味を反映したお気に入りの空間が演出できるよう配慮されています。

平井さん

同じスペースに、立ちながら作業ができるワーキングデスクも設置しました。

荒木

あえて、「立つ」ことにこだわられたわけですね。

平井さん

立って作業をした方が脳の効率もよくなるとか、いろいろといいことがあるそうなんですよ。

お待ちしています施主様と打ち合わせを重ねた結果、立って作業ができるスペースに落ち着きました。

また、ピザづくりも趣味のひとつだということで、キッチンには今後ピザ窯が設置される可能性もあるとか。

そういったことにも対応できる広々としたキッチンも素敵な空間となっています。

平井さん

場所によって、創作意欲が沸く空間と、落ち着いてリラックスできる空間と、家の中にいろいろなスペースがあるところも魅力になっています。

荒木

まさに、多趣味で創造性豊かなO様ご夫婦にぴったりなお家になった感じですね。

プランニングは、友だち同士のように和んだ雰囲気の中で

荒木

例えば、ご主人と奥様で意見がぶつかるところがあったり、打ち合わせの最中で難しったところはあったりしましたか?

平井さん

ほとんどありませんでしたね。お互いが尊重し合っている姿勢がとても印象的で、感心したくらいです。

設計とコーディネート、それぞれの打ち合わせは毎回和やかな雰囲気のもと行われ、とても楽しい時間になったという平井先生。

平井さん

ほんとに友だちに会いに行くような感じで、O様ご夫婦とのお時間はいつも楽しく、有意義な時間となりました。

O様ご夫婦らしい、素敵な家になったと思いますので、コンセプト通り、長年にわたって「使い倒して」ほしいですね。

さいごに

今回はO様邸の設計・コーディネートを手掛けていただいた平井先生のインタビューをお届けいたしました。

荒木

お施主様のご要望に細かく対応できるよう、設計士やインテリアコーディネーターの先生を交え、しっかりと打ち合わせを重ねさせていただきます(合計で平均8回ほど)。

その前段として、まずは家づくりや土地の購入などに関するご相談がありましたら、気軽にご連絡ください。お待ちしています!